5月1日、ARTLAB+10周年

半年近くもブログを更新せずにきましたが、どうせならということで今日から再開。5月1日で、ARTLAB+は10周年を迎えました。
実は今、ニューヨークに来ています。まあ、わずか数日ですが、一週間位前に突然決めて4年ぶりくらいに遊びにきました。今回はNY在住のライター、黒部エリさんに新しいデザイナーホテルを教えてもらって、MONDORIAN SOHO(モンドリアン・ソーホー)に泊まることにしたのですが、予約する時ネットで見たら、あれ?これ知ってるぞ。。
というのは、昨年銀座かねまつの冬のディスプレイのタイトルを「モンドリアン・ウィンター」に決めて、「モンドリアン」でヒットするいろんな画像を検索していたからです。このあいだ賞をもらったディスプレイにつながる場所に泊まることになるとは、なんだか不思議。
MONDORIAN SOHOは、内装を青と白でまとめたモダンで青空のような空間。ん?青?これまたあることと関連してビックリですが、それはいずれお話しします。
MONDORIAN SOHO:http://www.mondriansoho.com/en-us/#/home/

「玉虫厨子」。

今回の奈良行きでは、久々に法隆寺を4時間かけてガッツリ見てきたのですが、一番驚いたのは、実は「玉虫厨子」でした。大宝蔵院にある実物のほかに、特別展示でそのレプリカが展示されていたのですが、玉虫の羽の使い方も、側面に描かれた絵も、私が勝手な想像とは全然(!)違っていました。
玉虫のほうは、羽を直接本体に並べて貼付けているものと思っていたので、綺麗だとしてもちょっとグロい、なんて思い込んでいたのですが、とんでもない間違いでした。玉虫の羽は、表面が金属の透かし彫りになっている8センチ角くらいの薄い正方形の箱の中に入っていて、透かし彫りの模様を通して輝いている様は、まさに宝石のよう。それが昆虫の羽とはとても思えません。そうした正方形のパーツが厨子のコーナーにタイルのように並べられているのです。
しかしそれ以上の驚きは、側面に描かれた絵。仏教にまつわる4つの場面が四方に描かれているのですが、こんな構図や色の使い方は・・今まで見たことがありません。現代のイラストとしても十分通用する、実に不思議で斬新な絵で、本当にショックを受けました。
ちなみにこれらの絵は、「蜜陀絵(みつだえ)」という、飛鳥~奈良時代だけに現れた一種の油彩技法で描かれています。蜜陀絵のことは、私自身が大学で教えている「色彩学」でも触れることがあるのですが、「玉虫厨子」の絵が蜜陀絵だということも、今回初めて知りました。
Wikipediaによれば、「玉虫厨子」のレプリカは、5年の歳月と1億円以上の費用をかけて作られたのだそうです。

「螺鈿紫檀五絃琵琶」。

奈良に行ってきました。
一番の目的は、奈良国立博物館の「正倉院展」で19年ぶりに展示されている「螺鈿紫檀五絃琵琶(らでんしたんのごげんびわ)」。聖武天皇の遺愛の宝物で、おそらくどんな人でも歴史の教科書で見ているはずの、あの楽器です。19年ぶりと聞いて居ても立ってもいられなくなり、奈良行きを強行したのですが、いやー行ってよかったです。写真ではとても分からないほど螺鈿がレリーフ状に見え、驚愕の美しさです。会場では開放絃の音色が一音一音流れているのですが、それだけでも深遠な雰囲気になります。
また「正倉院展」では、光明皇太后が献納した薬物のうちの5品と、薬物の献納目録である「種々薬長(しゅじゅやくちょう)」を展示しており、前回の個展「ECLIPSE(蝕)」で、鎮痛剤を使った作品を初めて発表した私としては、これを見れたのがとてもラッキーでした。ちょうど「正倉院薬物の世界―日本の薬の源流を知る」(鳥越泰義著/平凡社新書)という本を読み始めたところだったのですが、モチベーションがさらに高まりました。

明星大学青梅校公開講座、大成功!

10月30日・31日、明星大学の文化祭に併せて、惑星探査機「はやぶさ」の開発者であるJAXA(宇宙科学研究所)の國中均教授と、ピアニスターHIROSHI氏をお招きしての公開講座がついに実現しました!
特に國中さんをお呼びした30日は台風が接近し、文化祭自体が午後2時で中止になるという、最悪の条件。にもかかわらず、多くの方が公開講座のために残ってくださり、講座は大成功。かなり専門的な解説から爆笑のジョークまで、頭の柔らかさと緻密さを兼ね備えた國中さんの講義はもう最高でした。
さらに31日は、大学のAV大教室にグランドピアノを入れて、我らがピアニスターHIROSHIの講演会ならぬ公演会。「良識ある非常識のすすめ~イタズラから始めるクリエイティブ・ライフ」のタイトル通り、いつもの演奏にお勉強の要素も絶妙に交えての大サービス!これが無料講座ですよ。あまりにも贅沢な2日間!!!でした。
國中先輩、HIROSHIくん、本当にありがとうございました。

「銀座かねまつ」新シリーズ。

銀座かねまつ」ショーウィンドウの新シリーズが始まりました。年間テーマは「Seasons of Modern Art(モダンアートの四季)」。季節ごとに近代美術の巨匠をとりあげ、その絵画の本質を3次元的にアレンジして、彼らの「精神の冒険」にエールを送る、というコンセプトです。
第1回目の冬のディスプレイでは「モンドリアン」をフィーチャーしています。詳しくは「info」コーナーをご覧ください。
銀座かねまつ:http://www.ginza-kanematsu.co.jp/ginza/index.html