「螺鈿紫檀五絃琵琶」。

奈良に行ってきました。
一番の目的は、奈良国立博物館の「正倉院展」で19年ぶりに展示されている「螺鈿紫檀五絃琵琶(らでんしたんのごげんびわ)」。聖武天皇の遺愛の宝物で、おそらくどんな人でも歴史の教科書で見ているはずの、あの楽器です。19年ぶりと聞いて居ても立ってもいられなくなり、奈良行きを強行したのですが、いやー行ってよかったです。写真ではとても分からないほど螺鈿がレリーフ状に見え、驚愕の美しさです。会場では開放絃の音色が一音一音流れているのですが、それだけでも深遠な雰囲気になります。
また「正倉院展」では、光明皇太后が献納した薬物のうちの5品と、薬物の献納目録である「種々薬長(しゅじゅやくちょう)」を展示しており、前回の個展「ECLIPSE(蝕)」で、鎮痛剤を使った作品を初めて発表した私としては、これを見れたのがとてもラッキーでした。ちょうど「正倉院薬物の世界―日本の薬の源流を知る」(鳥越泰義著/平凡社新書)という本を読み始めたところだったのですが、モチベーションがさらに高まりました。

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